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赤いポストの食べた希望 誰かの都合で燃やされた カラーバーの夜が明けて 自由の国の悲劇語る ねぇそれよりも 目の前の問題山積みで 整頓苦手だから 捨てることもできないよ 苦笑いして倒れこんで また今日も後回し 眼を閉じても心音だけが いやに響いて眠れやしなくて 溶けていった意識はミドリの海底へ誘う ギョロ目魚牙を剥き 世界は一変砂嵐 …そんな未完成な言葉で何が伝わるの? 嗚呼それでもそんな気の狂いそうなこの世界が 心地良いのさ 走り出した意識 置いてかれた身体は 意味を失うだけ 狂おしいほど愛しい世界 望むものは皆此処に 光届かぬ海底だって 未だ見ぬ宇宙だって イメージどおり なんて素晴らしい世界 …それにしてもうるさいなぁ… 心臓の音が 眠るまでちょっと黙っててよ 溶けていった景色は 瑠璃色の空へ誘う 生命の尽きた星が 寂しげに微笑んだ そんな未完成な言葉で何が伝わるの? 嗚呼それでもそんな気の狂いそうな この世界が 滲み出した意識は 光の空へと誘う 見るも聞くも無残な 現実から逃げ出した いやに静かな世界で どれだけ夢見ようか ねぇそこに倒れているのは 同じ顔した 一体誰？ |